『必見!!』

知っているようで知らない。美容&健康.

脂肪細胞の性質

脂肪細胞にはどんなタイプがあるでしょう。体内の白色脂肪細胞の数は、成長期で決定されます。体重の増加や減少は、細胞数の変化とはまた別に起きるものです。脂肪の量として増えるのは、脂肪細胞の中の油滴の量のことです。細胞の数が減るのではなく、中の油滴の大きさが小さくなっていくというのが正しい表現になります。年を取る毎に、白色脂肪細胞内の油滴量は増えていくことが多いといいます。脂肪を代謝する要となる基礎代謝量が、年を取るに従って減っていくことが関わっているようです。若いころと同じ食事をとり続けていると、年とともに体はエネルギーの消費量が少なくなり結果太りやすくなります。年を取ると減っていくものの、小さな頃はたくさんあるのが褐色脂肪細胞で、成人する頃にはほとんど失われています。わきの下や肩胛骨周りに少々残りますが、それ以外の場所には褐色脂肪細胞はありません。白色脂肪細胞が体のあちこちにあることと対比的に、褐色脂肪細胞は一部の箇所でのみ体に作用します。ダイエットのためにと食事を一食抜く人も少なくありませんが、白色脂肪細胞の特色から考えると、あまりいいダイエット方法とはいえません。食事の回数を減らして食べない時間が長くなると、脂肪は危機に備えて常に油滴を蓄えようとします。代謝などの効率が悪くなるので、ダイエットには逆効果となります。より効率的なダイエットをしたいなら、脂肪細胞の性質を考え合わせた上で、数度に分割して食事をするようにした方がいいようです。